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第6章 デート（温泉編）

お風呂に行くために衣服を脱ぎ私が、部屋に用意されてあった浴衣を着ると彼女が、ケタケタと声をあげ笑った。

「どうしたんだい？」

「だって……。お義父さんの浴衣が小さいから私、おかしくて……。」

「そうか、これじゃだめか？」

「だめです。」

彼女に速効でダメ出しされた。

その後、彼女がフロントに電話を掛け大きい浴衣を頼み、程なくし大きい浴衣が届けられ私は、その浴衣を着たが彼女はまだ着替えてなかった。

「麗奈さん。お風呂に行こう？私は後ろを向いてるから、浴衣に着替えて？」

お風呂に誘い彼女の、着替えが終わるのを私は窓の方を向き待った。

「お義父さん。終わったよ。」

彼女は既に浴衣に着替えてた。細身で極端に小さくもなかった彼女に、浴衣がとっても良く似合ってた。

「麗奈さんは浴衣も似合うね。」

「そう？」

「ああ可愛い。」

「本当かなあ……。お義父さんは直ぐ麗奈を褒めるから……。」

「また鏡を見るかい？」

昨日、彼女に帽子を買って上げ、目を隠させ大きな姿見の鏡に立たせ私が、帽子を被せて上げ目を開けた彼女は、自分を映し出してた鏡から

信じられないとでも言うように目を離すことが出来ずに暫く、その場から離れらずにいた。

私が彼女を褒めると彼女は、本当と聞く。そして私が、昨日の話をしようとすると決まって別の話しに振り、今も

「お義父さん。早くお風呂に行こう。」と話しを別な話しに振った。

私達はお風呂に行くためにエレベーターに乗った。

お風呂は一階にあった。

エレベーターから下り、大浴場への案内板を頼りに歩き大浴場に着いた。私達は、待ち合わせの時間を決め男湯と女湯とに別れた。