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息子の嫁
第1章 嫁との晩酌
息子が変わった訳が私に分かろう筈もなかく時折、私に隠れるようにし泣いてた彼女の事が気になるようになっていた。

夫婦の事は当事者たる彼女達にしか分かならない事だし私と妻も夫婦喧嘩はしたが

愛情さえ繋げられていれば何時かは解決するだろうと夫婦生活を経験した者としての考えが私を黙らせた。


遠回しな言葉だったが抱かないって事は息子は、もう彼女に愛情を感じていないのだろうか?

彼女は息子が子作りに協力してくれないとさえ言ってたが、今夜のように彼女の笑顔を見るのさえ久しく思える程に、夫婦喧嘩が彼女から徐々に笑顔を奪っていた。

私が、お小遣いを上げた事が気っ掛けで笑顔を取り戻してくれ、こうして始めて私と一緒に晩酌に付き合ってくれてる事が私は嬉しかった。

私も、綺麗な彼女は好きだった。

彼女は、息子の妻で我が家の嫁だった事が、これまで晩酌に誘えてない理由でもあった。

こうして彼女が私の隣りに腰掛け話しをしながらの晩酌は格別だった。

何時もは独りで彼女が用意してくれたツマミで呑んでたが、別に寂しいと感じなかったし妻を亡くした後、独りで呑む晩酌にさえ私は慣れてしまってた。


彼女が隣りに座り一緒に呑んでると、まるで若い女性がいる、お店で飲んでいるような錯角さえしてしまいそうな程に、今夜の晩酌はそんな感じで楽しかった。
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