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地味子が官能小説を書いたら
第2章 こんな気持ち

不意に文剛に声をかけられ、ドキッとする。
しかし、良いタイミングだ。私はさっきの白いクリームについて聞くことにした。
「あ、大丈夫です」
「あの、さっきの……その、男の人の……アレが白くなってたのって、何なのかな、て」
「あ、あれか……」
「その……僕も知識だけなんだけど……男性の間では『本気汁』と呼ばれてるもので」
(本気汁???)
「えーと、理科の話をすると、女性の膣から分泌物が出るんだけど」
「それには2種類あって、一つは『バルトリン腺液』、もう一つは『スキーン腺液』、性交の時に分泌される」
うんうん、と私は頷く。
「『本気汁』はバルトリン腺液の事で、ちなみに『潮吹き』と呼ばれる女性器から透明なオシッコみたいな液体が飛び出ることがあるけど、それは『スキーン線』ね」
「ほら、このあいだ読んだ本に書いてたみたいな」
(ああ~、涼子がオシッコが出そうと言って男にかけてしまったヤツか、あれ、オシッコじゃなかったんだ)
「で、膣からの分泌物なんだけど、女性がセックスで気持ちよくなると大量に分泌されるんだ」
「元々は、精子を安全に子宮まで導くための機能らしいけどね」
「え、だとすると、エッチで気持ちよくなると、妊娠しやすくなるの?」
「まあ、理論上、そうなるね」
(あの女優は、妊娠の心配はないんだろうか?)男性器に付着するくらい『本気汁』を出していると言う事は、かなり気持ちよくなっていることになる。私は、他人事ながら心配になる。
「じゃあ、あの女優さんは演技ではなく、本当に気持ちよくなっているということ?」
「うーん、そこの事情は、僕には分からないけど、性的な興奮は得られているだろうね、分泌物は自分でコントロールして出せるものではないだろうから」
「あの女優さん、男優さんの事が好きなのかな?あんなに『本気汁』を出して、妊娠するかもしれないのに」
私の心配そうな顔を見て、何故か文豪は苦笑いをする。
「まあ、まるっきり好意を持っていないとは言えないだろうけど、仕事として割り切っているんじゃないかな」
「性的な興奮=好きな気持ち、ではなくて、性的な興奮は気持ちよりも身体が上回っているのかもしれないね」
私には納得できなかった、仕事と割り切っていて、好きでもない人とセックスをして気持ちよくなるなんて。
しかし、良いタイミングだ。私はさっきの白いクリームについて聞くことにした。
「あ、大丈夫です」
「あの、さっきの……その、男の人の……アレが白くなってたのって、何なのかな、て」
「あ、あれか……」
「その……僕も知識だけなんだけど……男性の間では『本気汁』と呼ばれてるもので」
(本気汁???)
「えーと、理科の話をすると、女性の膣から分泌物が出るんだけど」
「それには2種類あって、一つは『バルトリン腺液』、もう一つは『スキーン腺液』、性交の時に分泌される」
うんうん、と私は頷く。
「『本気汁』はバルトリン腺液の事で、ちなみに『潮吹き』と呼ばれる女性器から透明なオシッコみたいな液体が飛び出ることがあるけど、それは『スキーン線』ね」
「ほら、このあいだ読んだ本に書いてたみたいな」
(ああ~、涼子がオシッコが出そうと言って男にかけてしまったヤツか、あれ、オシッコじゃなかったんだ)
「で、膣からの分泌物なんだけど、女性がセックスで気持ちよくなると大量に分泌されるんだ」
「元々は、精子を安全に子宮まで導くための機能らしいけどね」
「え、だとすると、エッチで気持ちよくなると、妊娠しやすくなるの?」
「まあ、理論上、そうなるね」
(あの女優は、妊娠の心配はないんだろうか?)男性器に付着するくらい『本気汁』を出していると言う事は、かなり気持ちよくなっていることになる。私は、他人事ながら心配になる。
「じゃあ、あの女優さんは演技ではなく、本当に気持ちよくなっているということ?」
「うーん、そこの事情は、僕には分からないけど、性的な興奮は得られているだろうね、分泌物は自分でコントロールして出せるものではないだろうから」
「あの女優さん、男優さんの事が好きなのかな?あんなに『本気汁』を出して、妊娠するかもしれないのに」
私の心配そうな顔を見て、何故か文豪は苦笑いをする。
「まあ、まるっきり好意を持っていないとは言えないだろうけど、仕事として割り切っているんじゃないかな」
「性的な興奮=好きな気持ち、ではなくて、性的な興奮は気持ちよりも身体が上回っているのかもしれないね」
私には納得できなかった、仕事と割り切っていて、好きでもない人とセックスをして気持ちよくなるなんて。

