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桃衣の天使
第4章 真白な未来
 制服を汚さないように両手で作った皿を顎に当て溢れたザーメンを受け止めると口内の白濁液をコクンと嚥下し手に受けたザーメンを音を立てて啜り掌の残滓をペロペロ舐め取る。
 「一杯のザーメン。美味しかったです。」
 ニッコリ微笑む愛花に飲みさしのペットボトルを渡すとクチユクチユ嗽をしてそれも飲み込む。俺が出した物を一滴も残さずに飲む。
 水道は止まっているが流し台でお茶を使って手を洗うと愛花は洗濯したての服を着させてくれる。着替えが済むと朝食だ。脚が不安定な長テーブルにパイプ椅子を二つ並べて座る。テーブルに置かれたのは大きな握り飯二つと沢庵だ。はじめの頃は気合いの入った弁当を作ってきてくれたのだが俺のリクエストでこの形に落ち着いた。
 俺が大口開けて頬張るのを横でニコニコしながら見詰めている愛花の肩を抱き寄せると唇を重ねて咀嚼してた握り飯を送り込む。唾液で柔らかくなった米を美味そうに食べると俺の口に付いた米粒を舌を出して舐め取る。こうやって握り飯の1/3は愛花の腹に消える。
 食事を終えると二人並んで俺の家に向かう。時計は7時を回っている。家まで10分家から学校まで25分。ゆっくり着替えても8時40分のSHRには十分間に合う。家に帰ると母さんはもう仕事に出掛けている。俺と愛花は表向きは恋人同士ということになっている。無論愛花の両親は娘が性奴隷なのは承知しているがそれは母さんには内緒だ。一応両家公認のカップルだが、母さんとの約束で二人きりの時は玄関から先に愛花を入れる事が出来ない。他所様のお嬢さんを傷物にしたら大変だというのが理由だ。すまん、母さん。愛花は一年前から立派な傷物だ。
 制服に着替えて玄関にクーラーボックスを置いて登校だ。通学路で何人もの生徒と出会う。中にはクラスメートも居るが誰も声を掛けてこない。これだけは愛花に悪いと思う。人気者だった愛花の回りは人で溢れていたが俺と付き合ってると知れると潮が引くように誰も寄って来なくなった。それでも一緒に居れて嬉しいと言ってくれる愛花が愛おしくてたまらない。人目がなければ今でも抱き締めてキスしたいほどだ。こんな気持ちに気付いたのは年が明けた頃からだろうか。自分に恋愛感情が芽生えた事に驚きながらも嬉しかった。
 教室に入ると男達の冷たい視線が一瞬俺に集中して直ぐに無視される。これも毎朝の恒例行事だ。
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