この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不倫研究サークル
第13章 それぞれの道
「あの……、どういう事で?」

「森岡の家で一晩、一緒に過ごします。 ワタシの覚悟です」

女の子の覚悟と言えば、アレしかない。でも、本当に美栞と関係を結んでも良いのだろうか?

「ミカン先輩、念のために確認しますが……、覚悟って、アレですよね」

「森岡は、もう経験済みですか?」

「え……と、は……い」


「そうですか、なら安心です。 ワタシは初めてなので、この点においてはアナタが先輩という事になります」

(本気だ! ミカン先輩は本気でヤルつもりだ!)

「そ、そんな。 僕もたいした経験はありません」

久しぶりにドキドキが大きくなる。僕の目線は、自然と美栞の爆乳へ注がれる。

「森岡、本当に胸が好きですね。 アナタ、オッパイ星人ですか?」

「す、すみません……」

「まあ、良いです。 今度、この胸を好きなようにさせてあげます」

(ぶおおおーーー!)僕は心の中でガッツポーズをとった。


「では、いつにしますか?」

動揺を抑えつつ、僕は日程の確認をする。高揚感が半端なかった。

「では、八月の始め、一日でどうです?」

夏休みに入って間もない。その日は、家庭教師のバイトもカテマッチの運営の仕事も入っていない。僕は快諾した。


「それから、森岡は、ちゃんと避妊してくれますか?」

まるで、生徒が教師に質問するかのような調子で、美栞はきわどい事を尋ねる。

(こ、この人には、恥じらいというものはないのか!?)

「だ、大丈夫です。 それは、男の責任でもありますから」

「ありがとう、ワタシは今、絶対に妊娠できないので、それだけは気を付けてください」

たしかに、学生で妊娠でもしたら大変なことになる。僕は、綾乃の初体験の時、避妊具なしで交わった時の事を思い出した。幸い、綾乃に生理はあったが、もし妊娠でもさせていたらと思うと、後で背筋が凍る思いがした。

「森岡は、ワタシの事が好きですか?」

唐突な美栞の質問に、僕は、答えに窮する。

(僕は、美栞の事を好きなのだろうか?)

「あ、やっぱり良いです。 実験と言ったのはワタシなので、モルモットに気持ちを聞くのは間違った検証方法です」

相変わらず、モルモット扱いにされ助かったが、美栞のことが好きかと言うと、正直なところ微妙だと思った。


原因は彼女だ。彼女の存在が僕の中で大きくなっていた……。




/200ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ