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不倫研究サークル
第13章 それぞれの道
「やっぱり、圭って、上手だね」
愛梨は、そう言うと僕の上になり唇を重ねてきた。
下から僕は、愛莉を抱きしめる。愛梨の小さな胸がピタリと僕の胸に密着する。
初めて僕の部屋に泊ってから、愛梨は頻繁に僕の部屋へ遊びに来るようになった。
そして三回目の夜、とうとう僕たちは、こういう関係になった。
愛梨を抱くのは、今日が二回目だ。
「川本さん、今更だけど、家の人には何と言って外泊してるの?」
「ねえ、いい加減に『川本さん』はやめてくれない? 『愛莉』でいいって」
「ゴメン、なんか恥ずかしくて」
「もう、わたしたち他人じゃないんだからさ」
愛莉は、枕元に放置されてあった使用済みのコンドームを摘まむと、僕の目の前でブラブラさせた。
愛莉は僕の他に恋人がいるのだが、僕とも関係を結び、現在、二股をかけている状態だ。
一方、僕も佳那と不倫関係は続いており、綾乃とも愛人関係に陥り、さらに美栞とも関係を結ぼうとしている。なかなかの複雑な状況であった。
「わたしの家、母子家庭なんだ。 母さんは夜の仕事をしてて、わたしが帰ってなくても気にしないの」
「そうなんだ……」
いくら夜の仕事でも、年頃の娘が帰宅していないのに心配しないのだろうかと思ってしまう。
「わたしね、母さんが16の時の子供なの」
「え? 16って、高校生?」
「うん、高校に入学して直ぐに妊娠が分かって……、それで中退して、わたしを産んだの」
という事は、中学生のときに経験済みだったという事だ。陽菜と同じくらいの子が経験して、妊娠して……、まるで別の世界の出来事のように感じた。
「父親、も高校生だから、母さんは一人で産んで育てるしかなくて、だから、わたし父親が誰だか知らないの」
「そうなんだ……」
「なに? さっきから『そうなんだ……』ばかり。 もしかして引いた?」
「なんで?」
「カレシいるのに、圭ともして、わたしの事を『淫乱』て思ったでしょ?」
「そんなこと思ってない」
「親からして、異性関係がだらしないから、仕方ないよね」
「だらしなくなんて、ないよ。 むしろ僕だって……」
「あーー、それ以上言わないで。 圭のカノジョのことなんて聞きたくない」
僕が、自分の異性関係を話そうとすると、愛莉は決まって耳を塞ぐ。
「圭……、好きよ……。 二番目だけど 笑」
愛梨は、そう言うと僕の上になり唇を重ねてきた。
下から僕は、愛莉を抱きしめる。愛梨の小さな胸がピタリと僕の胸に密着する。
初めて僕の部屋に泊ってから、愛梨は頻繁に僕の部屋へ遊びに来るようになった。
そして三回目の夜、とうとう僕たちは、こういう関係になった。
愛梨を抱くのは、今日が二回目だ。
「川本さん、今更だけど、家の人には何と言って外泊してるの?」
「ねえ、いい加減に『川本さん』はやめてくれない? 『愛莉』でいいって」
「ゴメン、なんか恥ずかしくて」
「もう、わたしたち他人じゃないんだからさ」
愛莉は、枕元に放置されてあった使用済みのコンドームを摘まむと、僕の目の前でブラブラさせた。
愛莉は僕の他に恋人がいるのだが、僕とも関係を結び、現在、二股をかけている状態だ。
一方、僕も佳那と不倫関係は続いており、綾乃とも愛人関係に陥り、さらに美栞とも関係を結ぼうとしている。なかなかの複雑な状況であった。
「わたしの家、母子家庭なんだ。 母さんは夜の仕事をしてて、わたしが帰ってなくても気にしないの」
「そうなんだ……」
いくら夜の仕事でも、年頃の娘が帰宅していないのに心配しないのだろうかと思ってしまう。
「わたしね、母さんが16の時の子供なの」
「え? 16って、高校生?」
「うん、高校に入学して直ぐに妊娠が分かって……、それで中退して、わたしを産んだの」
という事は、中学生のときに経験済みだったという事だ。陽菜と同じくらいの子が経験して、妊娠して……、まるで別の世界の出来事のように感じた。
「父親、も高校生だから、母さんは一人で産んで育てるしかなくて、だから、わたし父親が誰だか知らないの」
「そうなんだ……」
「なに? さっきから『そうなんだ……』ばかり。 もしかして引いた?」
「なんで?」
「カレシいるのに、圭ともして、わたしの事を『淫乱』て思ったでしょ?」
「そんなこと思ってない」
「親からして、異性関係がだらしないから、仕方ないよね」
「だらしなくなんて、ないよ。 むしろ僕だって……」
「あーー、それ以上言わないで。 圭のカノジョのことなんて聞きたくない」
僕が、自分の異性関係を話そうとすると、愛莉は決まって耳を塞ぐ。
「圭……、好きよ……。 二番目だけど 笑」