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新・性生活
第27章 舞子の決断
その言葉は硬直感を感じさせる言葉だった。

「あきさんを見てこっちに男の人が歩いてる。冷静にして、リラックスして、深呼吸して、男の人があきさんに向かって歩いてきてるよ」

ヤダ、ヤダ、私のこと覗かないで。勝手に私の体を見ないで。

「大丈夫、胸を起こして、私の上着で前を隠して。そうすれば見えないよ。大丈夫、安心して」

聞こえてきた低い男の人の声、先生が話をしている。怖くて顔が上がらない、大丈夫、先生がいるから守ってくれる。

「あきさん?この男性は知り合いですか?」

えっ?私のこと知ってるの?嫌だ。こんな姿見られたくない。首を降ると先生が、確認してほしい。と言うので見てはいけないものを見るように目線だけがゆっくり男性の顔に向かってピントがあってくる。

誰?誰なの?

確認すると知らない男性だった。

知らない。知らないよ。そう思って首降る。

先生に伝えるとその男の人は言った。

「見せてほしい、さっきまで遠くから見てた。キレイで素敵な体に見とれてた。ティーバッグからはみ出た桃のようなおしりも、シースルーの下着で隠れてる胸も見とれてた。モデルかと思ったけど自信なさげに歩いてる姿や雰囲気も私を興奮させてくれた。」

ヤダ、ヤダ。私の中を覗かないで。勝手に覗かないでよ!!

「あきさん。立てますか?」

体が震えた。
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