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新・性生活
第9章 舞子の絶望。
旦那が乗せたと思われる女の髪の毛と黒のシートカバーについた白いシミと純米吟醸酒 航のキャップ。種子島家の家紋を弄ったロゴ入ってる。これは間違いない。

それ以外の情報は見つからなかった。

なんだこの違和感は?

日本酒のキャップ。昨日、あげた・・娘の同級生の母親が頭に浮かんだ。

シングルマザーで近くに住んでる。車に日本酒のキャップが落ちていた。昨日、持っていった純米吟醸酒 航のキャンプだ。

つじつまが合っていき結論に結びつく。

あの女だ・・・あの女。

涙が溢れて悔しさと怒りがこみあげてきて大粒の涙が頬を滝のように流れていく。思わず買い物袋に手をかけたが力なく床に手を着いた。

なんでよ!!なんであの女なの!!

固く握った拳を何度も振り下ろす。

これまでのゴルフのこと。
ホームパーティのこと。
二人で笑ってたんだ。

バカにしないでよ!!

床についた額を床に擦って真っ赤になり痛みすら感じる。拳は赤くなりジリジリと怒りに変わっていく。もうだめだ私・・・。


鏡に写った自分の顔は化粧が崩れ黒いすじが長くひかれて、おでこは赤くなり今にも死んでしまいそうな目で心が抜けていた。

なんだか痛い女・・・私もうダメかも・・・

なんだか冷たい気持ちを強く出して少し冷めた気分にすることで冷静さを取り戻すことができた。

また許すの・・どうでもいいよ・・めんどくさい・・

父親の時もそうだった。舞子は自分の感情を殺して許してしまう。それが自分が傷つかない方法だと思ってしまっていた。
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