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第11章 翼と舞子と弁護士と燕

四人でランチタイム。翼はいつものように気さくに話をしてくれた。

弁護士さんは品定めをして、二人とも合意したようで連絡先を交換している。

この子も童貞なのかな？翼と同じ歳ぐらいなのに歳上が好きなの？燕ってわかってるのかな。若い女の子とも付き合ってるのかな。弁護士さんなにするんだろう。

翼たちと別れたあと弁護士は早速予定をたててる。

「よし日曜日予定入れよう」

「いきなりですか？」

「当たり前よ。いつ他の女にとられるかわからないよ。若い女にとられる前に遊ぶの」

「いきなりなにして遊ぶんですか？」

「とりあえず夜ご飯を奢って酔わせからだね」

「なにするつもりですか？」

「まいこさんもしなよ。この間、室内ゴルフで顔赤くしてたよ。ムラムラしてたんじゃないの」

恥ずかしい・・笑ってしまう、やっぱり見られてたんだ。

「来週中に元旦那と三人で伺います」と約束して別れた。

本気なのだろうか？普通の今時の男の子だったけど。いいなぁ、積極的で、割りきれたらできるのかな。どうしよう翼のこと。

携帯を開くと翼からメッセージが届いていた。

「まだ近くにいますか？」

翼は誘ってくれた、15:00まで時間が空いていたのでふたりでドライブに向かった。

嫌な思い出がある車に翼を乗せる。

「今日は少し元気ないですね」

ちゃんと見てくれてるんだね。

興味があったので紹介した人のことを聞いてみると、24歳で大学の先輩で弁護士を目指している。女遊びが好き人らしい。すごく軽そうな人に思えた。