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新・性生活
第17章 朝を迎える舞子
リップクリームを受け取り、自分の唇に二回ゆっくりとリップクリームを塗って緊張してる翼の唇をみつめながら二回ゆっくりリップクリームを塗ると震えてる翼のドキドキが伝わる。

嬉しい、こんなにドキドキしてくれてるの?私ね。昨日は待ってたんだよ。つばさくんのこと待ってた。でも来なかった・・あんなに近くまで来てたのにどうしてやめたの?つばさくんの吐息だけが伝わって、もう我慢できないから私からしちゃう。


また震えてる声でしゃべるだす翼。

「あっありがとうございます、昨日はもしかして・・・・起きてまし、ンッ」

翼の声を無視してその唇を奪う。長い圧力のあるキスでホントは思いっきりしたかった、昨日からほったらかしさせられたから、気持ちが豹変してしまうぐらい強く求めたかった。でも翼が驚くといけないから目を閉じて長く少し圧力のあるキスでゆっくりと私の中にある気持ちを翼に伝え、動かないでね。まだついてたい。まだねまだまだ。



先に目を開けると翼はずっと見つめていたようで、唇を離して翼のおなかに優しくパンチをする。

「恥ずかしからそんなに見ないでよ。ずっと見ての?」

「ずっと見てた。」

「ずるいよ。キスの時は目を閉じててよ。」

そう言ってから、もう一回キスしてって甘える。

「今度はつばさくんからしてよ」

肩を掴む手は震える。待ってるよ。私は待ってるから昨日の続きしてよ。そう思っていたら翼は唇を優しくつけてくれた。

圧力がかからないすぐ外れそうなキス。イヤらしい感じが全くない翼が私にくれるキス。

こんなキス久しぶり、忘れてたキス。こんな顔でキスするんだ。かわいいね。どんどん好きになっちゃう。でもダメなんだよ。私じゃない人見つけてね・・

唇を離すと目が合う・・

「もしかしてずっと見てました?」

「うん。震えたけどだんだん止まっていったよ。ありがとう。昨日の続きをしてくれて」

「うわっ。恥ずかしい。ホントに?やっぱり起きてたたんだ。めっちゃ見られた。全部見られた。それはないですよぉ。」

「ウフフッ、歩こう」

翼の背中を押して前に進んだ。
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