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体育倉庫のハイエナ
第36章 36
 ところで、果たして奈津子が今までに、(本人が望む望まないに関わらず)何回その秘部にペニスを突き刺され、何回絶頂に到達し、何回その体にザーメンを浴びたのか、僕はもう覚えていない。

 ただ奈津子の肉体が、男達の劣悪な淫行に耐え得るには、もう限界に達していることは確かだ。

 マサムネのザーメンを背中に浴びた奈津子は、しばらくの間ハァハァと肩で息をしながら、マットに伏していた。

 しかし奈津子を弄ぶ、四人の淫行はまだ終わらない。

 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 マモルが、天気のいい朝に交わす挨拶のように、元気に満ち溢れた声で、奈津子に声をかけた。

「はーい、奈津子ちゃーんッ!次は僕が、奈津子ちゃんのオマ×コに、チ×ポを突き刺してあげまーーすッ!」

 すると奈津子は伏した体をビクッと震わせて、呟いた。

「もうイヤっ…」

 然る後奈津子は、驚くべき行動に出た。

 全身の力を振り絞って、今一度四つん這いになった奈津子は、然る後にその体を反転させると、ノロノロとした動きで体育倉庫の引き戸に向かったのだ。

 どうやらもう、全裸であろうと構わず、その場から逃げ出すつもりらしかった。

 しかしマットの端に辿り着いたところで、転がるボールを拾うみたいに、マモルが奈津子の尻を捕まえた。

 奈津子の後ろで膝立ちになって、マモルは実にふざけた口調で、奈津子に聞いた。

「そうやって、僕にお尻を向けたってことは、また後ろからチ×ポを突き刺して欲しいってことなのかなーー?」

「ち、違います…」

 奈津子が掠れた声でそう答える――マモルが質問を重ねた。

「じゃあ、またお尻の穴を可愛がって欲しいのかなーーー?」

「違う…」

 奈津子がやはり掠れた声で、そう答えた――しかし今度は、マモルはそれを完全に無視して、こう返した。

「いいよーーッ!じゃあ今度は、チ×ポの先で、お尻の穴をツンツンしてあげまーーすッ!」
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