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体育倉庫のハイエナ
第37章 37
「いいのおぉッ!――あふんふうぅんっ…マモル先輩のチ×ポッ、とってもッ、いいのおおぉッッ!――ハアァァァンンッッ!」

 マモルのペニスに対する悦びを、惜しみなく口にする奈津子の声が、体育倉庫に響いている。

 マットに四つん這いになって、奈津子は今また後ろから、マモルのペニスの連打を受けていた。

 他の三人―――レンヤ、マサムネ、ヒデアキは、奈津子を前に腰を下ろして、官能に咽び泣く奈津子を眺めている。

 奈津子がさらなる連打を、マモルに強請った。

「もっとおおッッ!!マモル先輩、もっと激しく突いてえッ!私をッ、イカせてぇぇッ!」

「いいよッ!奈津子ちゃんッ!」

 マモルが溌剌とした声で、答えた。

「僕のチ×ポで、奈津子ちゃんをイカせてあげるッ!」

 その直後には、マモルはその言葉を実現すべく、腰の律動をさらに加速させた。

「ふあぁあぁぁあぁんッ」

 奈津子の悶絶が、さらに大きくなった。

 しかし――奈津子はこの絶頂を無償で得る訳ではない。

 底意地の悪い四人が、奈津子の嘆願を易々と聞き届ける筈がない。

 奈津子を”イカせない愛撫”が始まって五分くらい経った頃、こんなことがあった。

     ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 

「私を、イカせてッッ!」

 それまでとは真逆の嘆願を、奈津子がした。

 たった五分で、奈津子は昇華されない快感を抱える苦悶に、耐え兼ねてしまったみたいだ。

「お願いですッ、私を――んんッ、くぅぅ、くふくはぁぁんッッ!――私をイカせて下さいッ!」

 勿論のこと、四人がすんなりと、首を縦に振ることはなかった。
  
 マモルが恍けた口ぶりで、こう返した。

「あれ?さっきまでは『イキたくない』って、言ってなかったっけ?」

 奈津子はそんなマモルの主張には、反論できないようだ
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