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第39章 ３９

　そして奈津子がまた、絶頂の間際へと辿り着いた――賑やかな嬌声に乗せて、奈津子がその事実を白状した。

「イィィ、イッちゃうぅぅッッ！！――ふわああぁぁ…はふううッッ！…んあ！んあんあッ！――イクうううッッ！」

　続けて、絶頂に到達するに十分な快感を得るべく、後ろからペニスを突き刺しているレンヤに向けて、哀願した。

「レ、レンヤ先輩、つ、突いてッ！――うぬはああぁぁッ！――レ、レンヤ先輩のチ×ポで、オマ×コッ、ズコズコッ、してぇぇ…ぇッッ！――くッふぅぅ！」

　今更ながら、哀願の内容自体はこの上なく間が抜けている――しかし奈津子はそんな哀願を、（なおも継続されている他の三人の愛撫による）“賑やかな”喘ぎ声の狭間で、“切実”な響きを持った声で、繰り返す。

「オマ×コッ、ズコズコッ、してぇぇッ！――んあああっ！あぁんあんっあんっ――チ×ポで、ズコズコ、突いてぇぇ…、レンヤ先輩ッ！――んああっ、ぬぅああッ！」

　その切実な響きが、すでに奈津子の肉体が苦悶に晒されていることを、如実に物語っていた。

　やがてレンヤが、奈津子に何かしら明確な返答をするよりも先に、奈津子の前に立って乳首を愛撫しているマモルとヒデアキに向けて言った。

「お前ら、奈津子ちゃんの腕を持っててくれ…」

　二人がレンヤに従う。

　マモルがレンヤの右側に、ヒデアキが左側にそれぞれ並んで立って、めいめい奈津子の腕をレンヤから引き継ぐ。

　するとそこで、長く奈津子の前に座って、クリトリスを舌で愛撫していたマサムネも、そこから退いて奈津子の正面に立った。

　こうして準備が整ったところで、レンヤが奈津子の耳元で、優しい口調で囁いた。

「奈津子ちゃんのオマ×コ、突いてあげるね…」