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体育倉庫のハイエナ
第42章 42
 そしてそんな奈津子の“震える声”をマモルは気に入ったのかも知れない。
 
 あるいはただの気紛れだったのかも知れない。

 なおもペニスを扱きながら、マモルが奈津子に同じ内容の質問を、別の形でした。

「奈津子ちゃん、“何処”が気持ちいいの…?」

 その質問の意図それ自体は、極めて明白だ。

 ”オマ×コ”――その猥褻な単語を、奈津子に口にさせようとしているのだ。

 因みに奈津子ももう、その単語は何度も何度も発声している。

 だから奈津子にしても、返答することには躊躇はなかったんだろう。

 ただ――奈津子が答えようとしたその瞬間――果たしてそれを狙ったのかどうかは分からないけれど――レンヤが例の、ペニスを一瞬で丸々挿入する強烈な一撃を、奈津子に見舞った。

 挙げ句、奈津子はその強烈な一撃に合わせて、叫んだ。

――ズッコォォォンン!――

「オマ×コォォォォッッ!!」

 従来の流れなら、続けてレンヤは二発目の挿入を繰り出していたはずだ――でもレンヤはそれをしなかった。

 何故なら他の三人と一緒に、“オマ×コ”と絶叫した奈津子を笑うのに忙しくて、二発目を繰り出す余裕がなかったからだ。
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