パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第53章 ５３

　まずは左の乳首に、むちゅううッッ――と、もう“必死”といった感じで吸い付いて、次にはやはり“必死”に、乳首を舌で弾きまくり、転がしまくった。

　程なくして、奈津子の唇から、

「あっ……あっ、あっ…あぁん…」

と、小さな喘ぎが漏れ始めて、それからまた程なくして、念願叶って僕の舌の先で、奈津子の左の乳首が、ビィィンと張り詰めた。

「勃ったよおおーーーッッ！！」
　
　その勃起を目にした刹那、僕は喜々とした声でそう叫んで、興奮のあまりそれこそ『盆と正月が一緒に来たように』、大はしゃぎした。

「勃ったよッッ！乳首、勃起したよぉぉッ！！勃ったッ！勃ったああッ！――勃った勃った勃ったよおぉぉッッ！！」

　然る間に、僕は興奮の勢いに身を任せて、今度は右の乳首に口元を移した。

　先程と同じように“必死”で吸い付き、“必死”に舐め回せば、奈津子はやはり「あっ、あっ、あん」と小さな声で喘ぎながら、程なくしてそれを勃起させた。

　こうして奈津子が二つの乳首を勃起させると、僕はまた上半身を起こして、勃起した二つの乳首を両手の中指の先でめいめい、くすぐった。

　くすぐりつつ、僕は大笑いしながら、乳首を勃起させた奈津子を叱咤し、罵った。

「あーっはっはっはッ！――ダメじゃないかッ、奈津子ッ！？乳首をビンビンに勃てちゃって、恥ずかしくないのッ！？――スケベッ！奈津子は本当にスケベッ、スケベなんだからッ！」

　勿論今し方、僕の方から奈津子に、『勃起した乳首を見せて』と頼んだことは自覚している。

　でも自覚していながら、いざ奈津子が二つの乳首を勃起させるとそれを嘲笑する――そんな身勝手な自分も、僕はもう恥じるつもりはない。

　僕はなおも、二つの乳首をこちょこちょとくすぐりながら、今度は奈津子を擁護した。

「でも、恥ずかしがる必要はないんだよッ！だって僕だってチ×ポが、もうビンビンに勃ってるんだからッ！――ほらッ！」

　そして僕は、勃起したペニスを奈津子に見せつけるべく、身体を前にグッと滑らせて、奈津子の太股から腹へと、跨る位置を移した。