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第53章 ５３

　僕は仰向けの奈津子の太股に跨って、奈津子の抱き付くようにして、バストの谷間に顔を埋めた。

　そこでようやく奈津子は、四方に飛び散っていた意識の断片を、繋ぎ合せたようだった――まるで幽霊を見るような目で、バストの間にある僕の顔を眺めた。

　でも奈津子は――最初に僕が制服を引き千切った時とは違って――もう悲鳴を上げなかった。

　そんな奈津子を見て、僕は妙に得意な気分になる――その得意な気分につられて、僕はへらへら笑いながら、バストの谷間に顔を埋めたまま、まず奈津子に謝った。

「奈津子、騙してごめんねーーッ！嘘の“ラブレター”なんか出しちゃったりして、ごめーーんッ！」

　いくら四人の命令とはいえ――今日、奈津子を襲った悲劇の、そもそもの発端は僕が作った――それについて僕は謝った訳だ。

　でも言うまでもなく、僕は悪いなんて微塵も思っていない。

　罪悪感も全くない――だからやっぱり僕はへらへら笑いながら、とても反省を述べるとは思えないほどおどけた口調で、続けた。

「お詫びにこれから僕が、奈津子のスケベな身体をいっぱい可愛がってあげるからねッ！」

　それから僕は上体を起こすと、両手で奈津子のバストを鷲掴みにして、それから気の向くままに揉んだ。

　奈津子のバストは、その肌触りは真珠のようで、柔らかさは水のようで、弾力はマシュマロのようだった。

（うわぁぁッ！奈津子のおっぱい、柔らかいッ！！柔らかくて、スベスベしてるッ！ああぁ、揉んでるだけで、興奮するよぉぉッ！）

　奈津子のバストの、期待を上回る揉み心地に、僕は全身が熱くなるほど興奮し、同時に感激した――その直後、僕は奈津子と二人きりになった今、その感激を心の中だけに留めておく理由が特にないことを悟った。

「奈津子のおっぱい、柔らかいよッ！！柔らかくて、スベスベしてるッ！ああぁ、揉んでるだけで、興奮するッ！興奮するよぉぉッ！」

　僕は、騒々しいくらいはしゃいだ後、威勢の良い声はそのままに、奈津子に言った。

「奈津子ッ、乳首ッ、勃ててよッ！ビンビンの乳首、僕に見せてよおぉぉッ！」

　それから僕はまた上半身を倒すと、奈津子の左右の乳首を、夢中で舌で愛撫した。
　
　ついさっきまで、四人の男達に舐め回され、唾液を垂らされ、ペニスの先で突かれ、ザーメンを浴び去られた乳首だけど、僕は全く構わなかった。