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体育倉庫のハイエナ
第18章 18
 そんなレンヤの言葉を聞いて、奈津子はレンヤの顔を見上げて、束の間笑った。

 その笑っている束の間だけ、奈津子の顔は緩み切った。

 でも、再び視線の先を黒い膨らみに戻した時、奈津子は依然にも増した緊張で、その表情を強張らせた。

 その強張った表情をじりじりと、黒い膨らみに近づけていきながら、その目を閉じつつ
唇を尖らせた。
 
 その尖らせた唇で、チュッっと膨らみに口づけする――その直後には、奈津子は緊張はそのままに、顔を真っ赤にした――ものの、奈津子はそんな軽い口づけを、四回続けた。

 その後には、今度は膨らみに頬を重ねて、膨らみに頬ずりする。

 パンパンの黒い膨らみに、さも愛おしそうに頬を擦りながら、独り言のように何度も、レンヤへの愛の言葉を囁いた。

「レンヤ先輩、好き……私、レンヤ先輩のことが、本当に大好き…好き…大好き…レンヤ先輩…」

 その声は、”声”と呼ぶには抵抗があるほど掠れていて、溜息に近かった――しかしだからこそ、今の奈津子のレンヤに対する想いが、純粋かつ真剣であることが、傍らにいる僕にもひしひしと伝わってきた。

 その頬ずりを幾度も繰り返した後には、奈津子はその黒い膨らみにもう二回、先ほどのような軽い口づけをチュッ、チュッと施した。

 それから今度は大きく口を開いて、その唇を膨らみに添えた。

 膨らみの上の端に、上唇を引っ掛けて、そうしてパクパクと、ゆっくりとした口の開閉を繰り返す。

 そうやって、下唇を膨らみに擦り付けるうちに、奈津子はおもむろに舌を出した。

 そして次には、その膨らみを舐め上げる――陰嚢を包んでいる辺りから、流線型を覆う
上端まで、じりぃぃぃっっ…と、舌先を引き摺るように、ゆっくりと舌を這わせた。

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