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イキ狂う敏腕社長秘書
第6章 【錯綜していく感情】
「ヤダ……明里さんとマコさんの見たくない」
「それはもうしない」
「本当…?」
「うん、約束する」
真顔で言われると少し照れくさい。
真っ直ぐ見つめる瞳に捕らわれて動けなくなって………そっと唇が重なる。
ほんの一瞬だけくっついて終わり。
え……足りない、と服を掴んだ。
「無理させらんないから今はゆっくり休むの…」
思うようにまだ動けないけどそんな寸止めズルい。
そっと頬に触れ涙の跡を拭う。
私なんかの為に泣かないで。
泣き顔も綺麗だけど悪戯っぽく笑うマコさんが好き。
首を振って我儘言う。
「キスは我慢出来ない……」
項垂れて頭を抱えるマコさんは少し顔が赤い。
理性と戦ってくれているなら嬉しい。
エッチは我慢するから……ていうか出来る気がしない。
でもキスは我慢したくないの。
「じゃあ、するけど……煽らないでね?」
コクリと頷く。
早く絡ませたい。
優しく重なって舌を絡ませ合った。
やっぱりマコさんが居てくれて良かった。
こんな蕩けるキス……与えてもらえるんだもん。
心配かけてごめんなさい。
ちゃんと約束は守ります。
だからこれからもこうしてご褒美をください。
限界を感じてマコさんから唇を離してきた。
「ありがとう…」と消え入りそうな声で言うとまた眠気に襲われた。
しばらく動けなくなった私をずっと抱き締めてくれていたみたい。
おかげでグッスリ眠れた。
心から安心出来ていたんだと思う。
起きて身体が動くようになった私をマコさんはお風呂に入れてくれた。
「あ……あの、自分で洗えます」
「ダーメ……ここは私が洗うの」
「で、でもそこばっかり……」
泡だらけの身体に背後からマコさんの指が這う。
さっきからずっと胸ばかり。
乳首に触れそうで触れない焦らし。
「腰動いてるよ?下も触って欲しいの?」
「んん…っ」
泡でヌルヌルして何とも言えない快楽。
わざと触れずに私の反応見てる。
耳を甘噛みして囁くの。
「美雨が洗って欲しいところ私の手持っていって?」
「え……ズルい」