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イキ狂う敏腕社長秘書
第10章 【溺れていく本能】





「うん、ありがとう。薬飲んだから大丈夫だと思うけど辛かったら言うね」




何気に腕枕してきて抱き寄せられる。




「じゃ、今日はもう寝よう……おやすみ」




「うん、おやすみ」




よく出来た彼氏だと思う。
ただ私がちょっと受け入れ難いだけ。




身体を気遣い、優しく包容してくれるのは誰もがキュンとくるシチュエーションかも知れない。
もしくは惚れ直す…?




私は早く寝息を立てて欲しいと願うばかり。
腕枕をやめて少しでも離れたい。
マコさんの温もりを取られたくないって思っちゃう。




今は一ノ瀬さんの匂いに包まれたくない。
余韻を感じて明日に備えたいなんて最低なこと考えてる。




タイミングを見計らって背を向けた。
さっきまで触れてた唇を甘噛みし眠りにつく。




熱く………激しく触れ合っていた唇。




マコさん………今………何を考えてますか。
同じ眠れない夜を過ごしているのでしょうか。
まだ身体が火照ってる。
休まなきゃいけないのに最後のキスがそうさせてはくれない。




舌を割り入れて始めは優しく絡み合う。
やがて歯列を堪能し唾液を吸い取るの。
何度絡んでも飽きの来ない濃厚さ。
頭の芯までやられちゃう。




マコさんのキスが一番好き。




女を知り尽くしているキス。




一度味わったら抜け切れないかもね。







チュパチュパ…と水の音。
なに……?目が開かない。
まだ眠いけど……遠い意識がゆっくり近付いてくる気配。




口元………塞がれてる?
あぁ……そうか。
これも夢なのかな。
マコさんのキスが欲しくて記憶が混乱してる。




違う……マコさんのキスはもっとこう………





無意識に手を回して絡み合う。
肩を叩かれハッとした。
薄っすらと目が開いてぼやけた視界が徐々にピントが合ってくる。




「美雨…?おはよう、朝から凄いね」




「え……?」




パチッと開いた目。
そこにはマコさんではなく一ノ瀬さんで、理解するのに少し時間がかかった。




「え、私………今」




恥ずかしそうに口を押さえる一ノ瀬さんは隣でモジモジしてる。




「キスで起こそうとしたんだけど逆に食われちゃった……俺がごちそうさまだった」










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