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イキ狂う敏腕社長秘書
第11章 【静かに狂い咲くように】
「ごめん……待てなくて」
「あ………いえ、美雨さんからならいつでも大歓迎です」
「本当…?もう1回しちゃっても?」
「はい……」
本当は部屋に入った時点で襲われちゃうかと思ってた。
随分待たせちゃってたし悶々としてたんだと思ってたけどそれは私の方かもね。
来てからずっとおあずけされて疼いてしまったの。
だからちょっとエロいキス……しちゃうよ?
食べる前に煽っちゃってごめんね。
耳を触りながらどんどん絡めてく。
離れたくないね……糸を引いてもそれさえ舐め取ってまた絡ませる。
「ごめんね……食べようか」
そう言う頃には完全に勃起してるんだけど。
必死に堪えてる。
「あ、あの……コンビニ行ってきて良いですか?」
「え、何で?」
ていうかその状態で外出るの?
凄くテンパってるけど。
「いや、あの、紙皿あると思ってたらなかったんで買いに行ってきます!」
「お皿あるじゃん、それで良くない?」
一枚だけど洗い終わったカゴの中にある。
嬉しいよ、食器が揃ってなくて。
彼女居ないんだなってわかる。
「あ、じゃ、僕はフライパンで」
「ううん、ひとつに盛って一緒に食べよう?その方がもっと美味しく感じるよ?」
手を握って今にも飛び出して行きそうな彼を止めた。
冷静になれてないなら意地でも食い止めてあげようか。
「1人にしないでよ……くっついてたいのに」
「あ………すみません」
隠しても無駄だよ、すごい膨れ上がってる。
早くそっちも楽にしてあげたいな。
テーブルに座り用意してくれたデミオムライス。
卵も綺麗に包めていて本当得意なんだね。
「美味しそう、食べて良い?いただきます」
一口食べて微笑んだ。
噛み締めて美味しいと表現する。
スプーンも1つしかないから交互に食べる。
「すみません、ちゃんと段取り出来なくて……食器まで頭回ってなかった」
「ううん、こっちの方が楽しいじゃない、くっついてられるし」