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イキ狂う敏腕社長秘書
第11章 【静かに狂い咲くように】





「え、それ僕のせいじゃないですよ」




「だいたいお前はだな……」





よく喋る課長につい見入ってしまった。
すぐ我に返り目線を魚住さんへ移す。
正直、会議室での課長の仕事ぶりしか見ていないからこうもよく喋りよく笑う人なんだと改めて知った。




つい、ベットの上じゃあんな情熱的なのに…と考えて笑みをこぼしそうになる。
部下の前と私だけの前じゃまるで違いますね。




「あ、あの……そんな見つめられたら」と私の目を隠すように両手で視線を遮ってくるのは魚住さんで。
勝手に照れて赤くなってる。
課長を見れないから思わず見つめてしまっていた。




「ヤバいです……真田さんに5秒以上目が合ってたら落ちちゃいます」




グイグイとジョッキを飲み干していく魚住さんに「ペース早いぞ」と注意されてる。




すみません…と目を逸らすもまた目が合って笑い合う。
こっちまで照れてしまうので困りますね。




自然と課長の周りにも人が集まってきて色んな方向から話が飛び交っている。
部署なんて関係なく和気あいあいとしたこの空間が本当に居心地良いと思えた。
同期にも感謝だな。




「真田さん、連絡先交換出来たりします?」




携帯を見せられLINEで繋がりましょうとの誘いだった。
勿論彼は課長の部下でついさっきお酒を飲み交わした人。
さすが…と言うべきか。
その辺のナンパと同じペースで聞いてくるんだね。




チラ見した課長は何かを言いかけたが他の人に呼ばれて会話に戻されている。
それでも気になるんだろう。
私がどんな対応をするのか。
YESなのか、NOなのか。




「今度は営業チームとも飲みに行きましょうよ、営業課とも仲良くしてください」




酔いが回ってきてるみたいだけど、私も興味ない人には一刀両断なんで。




「あぁ………えっと、プライベートの連絡先はごめんなさい」




「えぇ!彼氏居るんですか!?」




食い気味だな、おい。
いきなり大きな声出してシーンとする勢い。





店員さんにすぐ烏龍茶を注文して隣に座る課長が止めに入ってくれた。




「魚住、お前飲み過ぎ」




「ショックっす………推しに彼氏が居ました」




「推しってお前、真田さんに失礼だ」












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