この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
BeLoved.
第13章 【玄関閉めたら二人の世界】

「……て…」

解かれた唇が動き、小さく掠れた声が漏れた。

「なに?」
「…直接…さわって…ください…」

抑えきれない羞恥心で、頬が真っ赤に染まっているのがわかる。でも体の中で感じる熱は、もう自分では抑えられない。途切れ途切れだったけど…わたしは自分の欲望を告げた。

「かわいー…未結」

瞬間、彼の目の色が変わったのがわかった。さっきまでの優しいものじゃない。『欲しくてたまらない』雄の目。
体の奥底が、きゅうっと締め付けられるのを感じた次の瞬間、ブラウスの前を留めるボタンは全て引きちぎられた。

「きゃっ……」

反射的に漏れる小さな悲鳴。そんな事にはお構いなしに、中に着ていたキャミソールもブラも強引にずらされ、胸の膨らみは露わになった。

「あっ……あぁん…っ」

大きい手の中でいやらしく形を変えていく光景を見下ろしながら、待ちわびた刺激にさっきよりずっと甘くて、震える声を漏らしてしまう。

「っん!」

体に電気が走ったかのような刺激。片方の突起が、彼の口に含まれ、甘く噛まれていた。もう片方は…指の腹で摘ままれ、捏ねられ…時折爪先で弾かれる。

「…あ……んんっ!……っ」

とめどなく溢れてくる声を抑えたくて、口に両手を当てた。

麗さまの持ち物であるこのマンションは、ワンフロアに一世帯のみの造り。だからこの階には、わたしたちしか住んでいない。

玄関から外に出れば、そこはすぐエレベーターホールに続く建物内廊下。そして、この部屋があるのは最上階。それでも…誰かが来る可能性だって、無いとは言い切れない…はず。
だから、こんな恥ずかしい声が漏れるのは嫌だった。
/404ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ