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BeLoved.
第17章 【彼と彼の兄と姉】
「は…ぁっ、あんん…っ!」
広いリビングに、ご主人様と二人きり。響くのは、穏やかな陽の光が降り注ぐこの場所に似つかわしくない互いの荒い息づかいと、打ち付けられる肌の音。いやらしい水の音。そしてローテーブルがガタガタと揺らされる音。
「んあぁっ…!あっ、はうぅっ…」
床に引かれたラグに膝をつき、剥き出しになった下半身をご主人様に突き出して。衣服を身に付けたままの上半身は、テーブルに俯せの格好で組み敷かれて。
彼を受け入れるためだけのその痴態。羞恥心に頬は紅潮するけれど、テーブルのひんやりとした固い感触がそれを吸い取っていった。
「未結やべー…全っ然、止まんねー…」
わたしを絶え間なく貫いているのは他でもない。流星さまだ。彼の大きな手はわたしの腰を押さえつけ、固くなりきった自分の分身を奥にまで届かせる。何度も、何度も。
「…も…っだめ…っ、動かな…で…ぇっ!」
「無理だって…おまえ…可愛すぎんだよ!」
「きゃううっ!…やあぁ…っ!」
彼の先端は容赦なくわたしの最奥を犯していく。仰向けになった時や上になった時とは違う、抉じ開けられていく独特の感覚。…堪らなく気持ちいい。溺れそうになるのを堪えるのに必死だった。なぜなら…
「羅々さま…たち、来ちゃ…うぅっ…!」
今日は麗さまのお姉さま、羅々さまが我が家に訪ねてくることになっているのだ。羅々さまは明るく気さくで優しい、わたしも大好きな人。
今は麗さまがお迎えに行っているけど、時計は来宅予定の時刻を差していた。
「心配ねーって。さっき…"遅れる"って、電話あったろ?」
「でも…っ!やっ、あぁんっ!あああっ!」
尚も逆らおうとするわたしを諌めるように。彼はわたしの中を攻め立てた。彼の先端は、もはや熟知しているわたしの弱点を押し上げる。
「…ココ、好きな」
下腹部が机上に押し付けられ固定された状態での、繰り返される内側への愛撫。
追い討ちをかけるような低く甘い囁き。それは理性なんか捨ててしまえと命じるもの。
「やあ…っ、…ひあっ!…ゃ、め…っ」
突然、ふわ…と背中に広がった気配とぬくもり。彼が覆い被さってきたのだ。…そして意地悪な言葉を投げ掛けてくれた。
「…なぁ、マジでやめていーの?」