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LaundryHeavenly.
第4章 Heavenly.4

「…レノちゃん、ここ好きだよね?」
「きゃ…ぁあ…っ!?」

手はその部分…秘部に当てたまま、再びハイジさんは私に覆い被さった。
そして無防備な首筋を、鎖骨から耳裏まで一気に舐めあげたのだ。
今度は、一度目のような"様子見"ではない。味わうような貪るようなそれだった。

甲高い声と共に、ぞくぞくっ…と、腰の回りに鳥肌が立つ。

「…ほら、濡れてきた」

彼の言葉を肯定するように、雨とは別の水音がし始めた。
どこか粘着質で…いやらしい、その音。

首筋がこんなに弱かったなんて。
私自身も自分の体の反応に戸惑った。
そこに…

「感度抜群じゃん。かわいー…」
「やっ…喋らな…で…くださ…っ」

追い討ちをかける、耳のそばでの囁き。
吐息がかかる度に、腰のざわつきは増した。

「や、…うっ……んん…っ」

自らの愛液が彼の指を濡らしているのがわかる。
固く閉ざされていたはずの秘部が、少しずつ解されていくのも。

「──ほら、おいで」

ハイジさんは私の隣に横たわると、首の下に腕を差し込んだ。
引き締まったその腕は、腕枕の体勢から、私を自分の胸元へと抱きすくめた。

──今になって、気づいたのだけれど。
今のハイジさんは防具を着けていない。
少し厚みのある、綿製のシャツを着込んでいる。

布越しでも彼の体温は伝わってきた。
ああ。生きている体は本当に、
なんて暖かいんだろうか……。

「──んっ…ぁ…っ」

割れ目を上下する彼の指。
そのうち指先が曲げられた。
きっとより奥を探るつもりなんだろう。


大丈夫、これはあくまで『検分』
私が使い物になるか調べるだけ。

私はまだ頭の中でそう反芻していた。

そこには愛も情もない。『仕事』なのだと。

「レノちゃん、かわいい…」

でもならばどうして…
彼の声は、手は。こんなに優しいの…?

悦びを呼び起こされ始めている体。
なにがどれが本当かわからない彼。

戸惑いと混乱の渦中にいる私にとって
ただ一つ確かなのは、この温もりだけ。

「ハイジさ……っ」

無意識にすがり付き、名を呼んでいた。
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