この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
猫彼女。
第2章 cat.2
「は…あ……、…んん…っ!」
夜が明けたばかりの、まだ薄暗い室内。
そこに響くのは、二人分の荒い息遣い。
肌と肌が打ち合う音。やらしい水の音。
「やあぁ……っ、あっ!…ふあぁ…っ」
俺の眼下には、全裸のえりさ。
四つん這いになって、グチャグチャに濡れた恥ずかしい部分を、俺の前にさらけ出してくれてる。
──そうさせたのは、俺だけど。
今、俺たちはひとつになってる。
──バイトから帰った俺が見たもの。
それは寝室のマットレスの上。ブランケットの中で、まるで猫のように丸くなって熟睡していたえりさだった。
無防備な姿と、無防備な寝顔。あまりの愛くるしさに、ついに理性が崩壊してしまったのだ。
数時間前に邪魔をしてくれた猫様は、お気に入りの寝床でよく眠ってらっしゃる。
…まあ、今はどんな邪魔が入っても、止まる気なんか更々ないけど。