この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
猫彼女。
第3章 cat.3
──なに?今なんて言った?
──『えっちしよう』??
展開についていけない。
えりさ、今の今まで錯乱してたよな?
あの状態からは恐らく一番遠いだろうその訴えに、目が点になった。
「ね……あっくん…、…おねが…っ」
えりさは俺の首に両腕を回し、すがり付くように身を寄せてきた。
必然的に、柔らかい胸が当たる。
…ノーブラだ。彼女が着ているシャツ越しでも、立ち上がりきった胸の突起の感触がハッキリと分かった。
はあはあ、と熱い吐息が頬に触れる。
その姿はまるで、サカリのついた雌猫。
猫化(としか俺には表現できない)した途端、発情期を迎えた?…んなバカな。
自分で自分を嘲った。