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猫彼女。
第4章 cat.4

「……ぁ……」

押し倒したえりさの上に覆い被さる。
見下ろした先には紅潮した頬の彼女。

潤んだ瞳は、早く早くと訴えてる。
わかってる。でも、敢えての無視。

服を着ていても横たわっていても
形を崩すことなく存在を主張する
二つの膨らみに、視線を移した。

絶え間なく上下しているその頂点には、
痛々しいほどに立ち上がった突起たち。

右胸のそれは、親指と人差し指の腹でつまみ上げて。
左胸のそれは、顔を寄せて唇だけで甘く噛みついた。

「…っ、ん!…」

ビクン、と小さく跳ね上がる体。
敏感さが増しているのを再実感しつつ、
唇を当てたまま唾液で濡らした舌も宛がう。


「あ……んんっ!」

胸元だけじわじわと湿って、柔らかくなっていく布地。

白いシャツなんか着てくるから。
淡いピンク色がうっすら透けて見えて
めちゃくちゃエロくなってる。


えりさの姿態を目の当たりにし、
狭い下着の中で痛いくらいに
存在を主張してる俺自身。

ちょっとでも油断したら、前戯も理性も何もかもすっ飛ばして
えりさをただ一方的に貪り食ってしまいそう。

まだだ、まだ駄目だ。まだ耐えろ、俺。
心の中で繰り返し言い聞かせながら。

時折歯を立てたり、吸い付いたりして。
その可愛らしい突起を弄んだ。
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