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猫彼女。
第4章 cat.4

「…えりさ、指、増やすね」

言い終わる前に薬指も挿入してやる。
もちろんその場所は、拒むことなく
根元まで受け入れてくれた。

「ああ……っ」

相変わらずのきつい締め付け。
侵入者を拒む肉の襞。

なぞらせるように、二本の指を
中でバラバラに動かしていく。
その間も、舌での愛撫は怠らない。

彼女が一番好きな場所は、
一番敏感な場所でもある。

強すぎても、弱すぎても駄目。
えりさが気持ち良いだろう強さで
甘噛み、吸い付き、転がし続けた。


「ん…、ふ…っ、あんっ、うぅっ、…う…」

──えりさの体から余計な力が抜けてきた。
混じり合う水の音に紛れて聞こえる声も
より一層甘さと、…何て言うか…

「ふにゃ…っ、にゃうぅ…っ…」

そう。猫らしさを増してきてる。

「…やっ…、にゃあ……っ、いぃ…っ」

腰くねらせて、ナカで俺の指が
自分のいい所に当たるようにしてる。
その肢体のしなやかさは、まさに猫そのもの。

かわいい。死ぬほどかわいい。
でも同時に恐れ始めてもいた。
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