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第5章 cat.5

「…動くよ」

飲み込まれるわけにはいかない。

俺は男なんだから。
主導権は渡せない。

…くだらない意地なんだけどね。

腰を突き上げては引いてを繰り返し。
ぬるぬると温かく潤う彼女のなかで、
自分自身を扱いていった。

「にゃああっ…！にゃぁんっ…！にゃうぅ…っ」

絶えず内壁を愛撫され、えりさはもはや
猫語が止まらなくなってきていた。

込み上げてくる快感から逃げようとしてるのか
…素直に甘えようとしてるのか。
俺の肩口に頭を乗せ、しなだれるように
身を委ねてきた。

半開きの口からは、時折猫語に交じって
「敦士…敦士…」と漏れるのが聞き取れる。


やばい…すげえかわいいんだけど…。