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猫彼女。
第5章 cat.5
「!あっ…ぅ…っ……!また…いっちゃう…よっ……!」
「…いいよ、何回でもイッて?」
締め付けがより頻繁になってきた。
逆らい動き続けてきた俺も、
射精感に駆り立てられ始めている。
お互いに絶頂が近い。
一緒にいきたくて。離したくなくて。
一番深いところまで注ぎ込みたくて。
えりさの膝が彼女の肩に着く位置まで持ち上げ、
覆い被さった。
「…んん!っ、にゃ、あうぅっ」
猫なみのしなやかさが備わった今のえりさには、
幸い痛みも苦しみも与えていないようだ。
気持ち良さそうな鳴き声が聞こえた。
「敦士…すきっ…、好き…だいすき……!」
「……俺も大好きだよ…。えりさ…!」
繋がったまま、えりさのなかに
初めて自分の全てを注ぎ込んだ。
えりさの愛液と俺の精液が混ざりあって
二人が結ばれてる部分を満たしている。
えりさの奥の奥にまで俺は入っていけた。
満足感。幸福感。征服欲。支配欲。
俺の中のそれら全てが満たされていく。
正直、今までの比じゃない。堪らない。
「ふあぁ…っ…にゃ…っ、ふうぅ…っ」
自惚れかもだけど、それはえりさも同じようだ。
はぁはぁと荒い呼吸を繰り返しているものの、
その表情は恍惚としていた。
潤みきった瞳が俺を見つめている。
「…好きだよ…」
それはどちらが呟いたのか。
俺の意識は何故かそこで途切れた。