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ひととせの自由
第6章 熊猫首領。

「──て思ってるでしょ、ひととせちゃん」
「ほぐぅッ?!」

デジャヴという名のボディブローをモロ喰らいした。

滑り落ちそうになった体を何とか支えつつ、体制を立て直す私の視線の先には。
チュ〇パチャプス(ラムネ味…!)を咥え、右頬だけをリスみたく膨らませた(ヤダ可愛い)四季先生。

ていうか私なんも言ってないのに、なんでこの先生は毎度毎度心を読むの…。

「キミ、顔見りゃすぐわかるよ。何考えてるのか」
「す、すみま先生ぇっとそれはそんなそのえっとアハハ…」
「一応僕の名誉のために言わせてもらうとね、田中くんにその条件出せって言ったの、光太郎くんだからね」
「ゑっ」

愛想笑いも秒で消え。バッとその御方…我らが『すこやかパンダクリニック』オーナー、河村さんに顔を向けた。

「うん、そーだよ」

紙軸だけになったチュッ〇チャプス(元・プリン味…!)を口から離し、河村さんはしれっとお認めになった。

「人にもの頼むんなら、それ相応のことしなくちゃ。しかも今回はせんせーだけじゃなくて、みちくんにも力借りたんだから」
「兄貴は兄貴で愉しんでたみたいだけどね」


──出た!『みちくん』。四季先生(と、なおくん♡)のお兄様。聞くところによると、みちくんお兄様も、お医者様。
四季先生のご実家は代々続く開業医で、今はお兄様が院長先生をなさっているらしい。・・・四季家、正真正銘のエリート一家やないかい!!!
正義せんせい、アナタ何処で道を間違えたのよ…。

「そーやせんせー地元どこだっけ?」
「T県」
「あー、鱒寿司美味いよねー!うちの奥さん大好物でさぁ…ま、そりゃ置いといて。みちくんてさ、"なかったこと"にできちゃう人なんだよ」

…?何言ってるんだこの人。意味がわかんない。
『なかったこと』にできる??

「わかんないかな。記 憶 い じ れ ちゃ う ってこと」
「!」

──なかったことにしたい。それは、トゥエンティちゃんの一番の望み。痛かったこと、怖かったこと、…恥ずかしかったこと。彼女は全て『なかったこと』にしたかった。

河村さんは続ける。

正義せんせーは身体は治せるけど、心まではムリ。
だから、みちくん…正道せんせーに協力を仰いだ。

結果、地獄を見せられた女の子は。

望み通り、すべてを『なかったこと』にできたのだ。
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