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メンズミーティング
第6章 暴君が俺様を信じるわけ

ちなみにその時流星が居たのはね。
あいつもううちでは家族同然な扱いだったから。葬式後でも普通に俺んちに居たの。まあそれで結果的に助かった訳だね。

…昔、それこそ本当に小さい頃からだよ。
流星、誰もいないところに向かって喋ったり手振ったり「あの人明日死ぬよ」だの言ったりしてた。

前にも言った通り俺は何も見えないから。ずっと信じられなかったんだよ。周りもそう。そのうち流星も言わなくなってた。

でもこの件で思い知ったんだよ。ああ、こいつが見てきたのはこういう世界なんだって。
こういう世界で生きてるんだって。

──────────

「だから信じてるの。実際体験したしね」

殺されかけたと言っても、今となっては他愛ない世間話。こんな風に普通に話せる。

しかし向かいにちょこんと腰かける未結は真っ青な顔をしてた。怖かった?かわいいなぁ、かわいい。

どんな表情も逃さない。写真撮ろう。スマホのカメラを起動させ未結に向ける。

真正面に腰かけてるのに、フレームの中の彼女の視線は俺に向けられていない。俺を通り越して、背後の窓ガラスを見てる?やがて彼女は震える声で呟いた。

「……まだ…います……うしろ」
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