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メンズミーティング
第1章 僕たちの計画
流麗「せーの! 朝比奈未結…」
………………
流「うーわっ、マジか!ありえねー!!」
麗「よりにもよってテメーかよ…吐きそう」
流「俺も飲もーかな…ぁやっぱ無理喘息出る」
麗「……」
流「あいつマジで男見る目ねーな大丈夫かよ」
麗「…おい流星。部屋用意してやるから、お前俺と暮らせ」
流「はああぁ?!なに気持ち悪りーこと言ってんだよ。飲み過ぎた?遂にトチ狂った?俺そっちのケねーんだけど」
麗「…俺も ね え よ 殴んぞボンクラ!テメーほんと察し悪りぃの昔から変わんねぇな!俺とお前とで未結雇うんだよ」
流「だから何言ってんだよお前」
麗「そうすりゃ全員の利害が一致すんの。…それに未結が俺らを選べないなら、"俺ら"のもんになってもらうんだよ」
流「いや俺無理だよ。耐えらんねー」
麗「俺は諦めきれねぇの」
流「……」
麗「かなりイカれてるけどね」
流「…お前そんな奴だったっけ?」
麗「それな。俺も自分で驚いてる」
流「俺、関係なくやるよ?麗」
麗「なにを」
流「未結抱くよ。ヤりてーもん」
麗「ああ、うん。…てかお前他人に触られんの死ぬ程嫌いじゃん。俺前歯へし折られたの忘れてないからね」
流「あん時はお前が前触れなくきたからだし俺も鼻折られてやったろー?まだソレ言ってんのかよ。ってそんな話はいーんだよ。未結は違げーの。触りたいし触られたい」
麗「…すごいのな、未結って」
流「俺が耐えらんねーのはそこな。気持ちの問題。俺好きな女寝取られてんのに平気でいられるほど人間できてねーよ」
麗「俺もに決まってんだろ。でも耐えるしかねえんだよ、未結の側に居たいなら。嫌ならいつでも消えろ」
流「麗お前できんの?」
麗「無理。…でも、やる。やれる」
流「…すげーじゃん。本気なんだ」
麗「じゃなきゃお前とこんな話しない」
流「だよな…」
麗「…どうしても欲しいんだよ。俺は動くよ」
流「…わかった俺も動くわ。すげーな、究極の紳士協定じゃん。好きな女共有するなんてさ」
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【翌年/4月】
「俺ら同居するから家政婦して」
「今度は何処にも行かないでね」
【第一章/始まりは別れから】