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メンズミーティング
第11章 hey my friend. 1. 17:45pm

「麗さまが買って下さったんですっ」

玄関にやってきた未結が着てたのは、見たことないワンピースだった。聞いたら待ってましたといわんばかりのニコニコ顔でこの回答。

あー、はいはい。言われてみりゃ確かに野郎が好きそーな感じだわ。寝ぼけた色で、膝上の裾は広がってふわふわ。腰の位置にはでかいリボンまでついてる。邪魔じゃねーの?

…でも、まあ。ちっこいくせに出るとこ出て、締まるとこ締まってる未結の体を、うまく魅せてるとは思う。
ぶっちゃけ、すげー可愛い。

ヘタ麗がやった服だってことと、その笑顔がやたらカンに障るけど。


「…流星さま?」

やべー。無言になってた。
多分無表情にもなってたんだろう。未結が不安そうな顔で見上げてきてる。

何でそんな瞳潤ませてんの?真上から照明当たってるせいか?気付いたら吸い寄せられてた。

「…未結、キスしよ」
「えっ?…あ…」

上体屈めて有言実行。腰つれーけど我慢。
キスした瞬間は身を強張らせた未結だったけど、すぐにへにゃっと脱力した。

小さいこいつのこれまた小さい手が、俺の胸元を掴む。弱々しく。──でも、確実に。

「……」

甘い匂い。視線を落とせば、飛び込んでくるのは襟から覗く白い肌。俺とは違う、柔らかくて暖かい体。

ほっそい腰に手を回してしまえば、それはもう拘束だ。

「…!だめ…っ」

この”先”を察し身をよじって逃げようとする未結。それな、いつも思うんだけど…誘ってる風にしか見えねーんだわ。

「しよ。俺の日だろ」

これ以上の大義名分はねーよな。
案の定、未結は抵抗をやめた。

─────────

「まって…!」

玄関だけど関係ない。前みたく床に一枚引いたりもしない。
フローリングに直に押し倒し、襟ぐりを無理矢理引き下げた。
服が汚れる?傷む?知るか。

「りゅぅせ…、…んッ!」

胸の膨らみの中腹あたり。ここまでだな。これ以上力入れたらマジで破ける。そこまでいくとガチで泣かれるからやらない。さすが俺、超優しい。

肌に口付けてやれば、未結は全身を強張らせ訴えてきた。甘い声で。

「つけちゃ…だめ…っ」

そしてあの小さい手で俺を押し返そうとする。
……だから、そーいうのが堪んねーんだって!
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