この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
メンズミーティング
第13章 そのときのはなし

────来ねぇ。来ねーなぁ。どーした?


その晩、俺は普段なら存在すら忘れている携帯を片手に、画面を睨み続けていた。

理由?ネット通販した商品が届かねーから。

俺日時指定したよな?『今日の18時』って。
もう一時間は過ぎてる。なんの音沙汰もねーとか、ナメてんのか?おかしいだろ。


もちろん方々には問い合わせた。しかし返答は揃って『処理は完了しています』の一点張り。何なんだよ一体。


すると一通のメールが届いた。何らかの通知かと思い即開封したら、差出人は秘書。


『本日の件ですが──』で始まる長文。ああ、そっちな。それな。つーかそっちの方考えなきゃな。



今日の話。新入社員の女がやらかしてくれた情報漏洩。社内資料がそいつ個人のSNSで晒されるという、バカとしか言い様の無い事態。

とはいえ新人研修用だから、大きな被害は無いっちゃ無い。


──って思ってんだろーがな、んな訳ねーだろ。

きっちり印字された『社外秘』それを見落とす注意力のなさと軽率さ。そこなんだよ問題は。


あークソ。胃が痛てぇ。頭も痛てぇ。
女のアホさ加減と自分の不甲斐なさ。
そこに追い討ちかける商品の未到着。


一旦考えるのよそう。『後程お電話します』で締められたそのメールには返信せず、画面を閉じた。




「あの…流星さま?」
/101ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ