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第24章 暴君14歳とその兄

放課後、部室で絡んできた上級生の野郎どもをボコった。

相手は三人。アタマは外に引き摺り出して、車道に投げ捨てた。
後の二人にはお互いに『初体験』させて、それを記念撮影してやった。

そしたら生徒指導室に叩き込まれた。俺だけ。

なんで？俺一人に、相手は三人。しかも先に仕掛けてきたのはむこう。正当防衛だ。

───て、言ったんだけど。

奴らが揃って『僕らは何もしていないのに、村上くんが…』なんて大嘘吐いたもんだから、ろくに調べられもせずに俺が一方的に暴れたことにされ。今の今まで大説教喰らってた(それだけ俺の日頃の行いも悪いんだけどね。一昨日も煙草没収されたばっかだし)。


ボロい机を挟んで生徒指導の教師と二人。｢とりあえず今日は帰れ｣だって。


なんか俺、退学になるらしい。
この、金さえ積めば大抵の事はもみ消せるお坊ちゃま学校でだよ。笑える。