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BeLoved.【蜜月記】
第15章 【裏】BeLoved.

──よくないわよ!

ぅわ、いつからだったんだろう??恥ずかしいな。

医院で着替えた時は大丈夫だった。家までは、電車で二駅。そんなに混雑してなかったけど…乗車中にかな?

今日の通勤着は膝丈のプリーツワンピースだから、足は見えている。だけどヌードカラーだし、多分きっと、誰も気付いてないよね……

「聞いてる?未結さん」

この人以外は。

「もう履けないし、これいらないよね」
「ぁ…はぃ、捨てます…麗さん」
「うん。じゃあこれ、俺にちょうだい」
「え?……っ!」

直後、ビビ…ッと なにかが裂ける音がした。
素肌が空気に晒される感触がする。

麗さんの両手はわたしの足を包んだまま。彼は爪先の伝線部分に噛み付き…一気に膝下まで引き裂いたのだ。

「待…っ!あ…」

爪先に柔らかくて温かいものが触れる。それは彼の唇。
5本の指一本一本に、啄むようなキスをしていく。

そっと触れているだけなのに……違う。そっと触れているからこそ、余計に唇の柔らかさと温かさが伝わってしまって…ぞくぞくさせられ、身を捩ってしまう。

「、ひッ!」

びくん!と下肢が跳ねてしまったのは。
指と指の間を、彼の舌が這いずったから。

「あ…っ、ゃだ…っ、んんっ…」

舌先が指の付け根をくすぐる。そして舌先はすぐに指全体に…形を確かめるように、味わうように、一本一本、丁寧に、執拗に、絡みつく。ぴちゃんぴちゃんと微かな水音を立てて。

「麗お前ホンット舐めんの好きなー。犬みてー」
「流星うるせぇ。ならテメーはデカい駄猫だよ」

揶揄し合う声が聞こえる。

こんな、非日常な光景が繰り広げられているというのに。
彼らが普段通りなのは…これが"いつもの"の一環だから
(さすがにパンストを噛み裂かれたのは初めてだけど!)。
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