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BeLoved.【蜜月記】
第8章 流麗荒亡 1
「あっ…、はぁ…っん!あぁんっ」
果てたばかりの身体に、容赦なく与え続けられる彼の全て。
手前で焦らすように擽られるのも、奥を一気に突かれるのも、小刻みに動かされるのも、みんなみんな熱くてとろけそうで…すごくすごく気持ちいい。…だけど、この代償はきっと大きい。
わたし、今日のお仕事ができなくなる。
彼の腕から解かれた時には、全身が疲れ果てて…足腰は立たなくなっているだろう予想がついた。
「あ〰〰……んぅっ、ぁっ、ゃんっ、ああ……っ」
頭と視界は霞みがかっているのに、感覚はどんどん鮮明になり続けてる。耳に届く肌が打ち合う音も、いやらしい水の音も、きつく繋がれた手のあたたかさも、内襞を擦り、最奥に触れた…彼の熱も。
「…気持ちいい?未結」
「んぃ、っ…いいっ…、っ、でも…ぉ…っ」
「…その顔かわいい…」
わたしが『煽って』(?)しまった彼に、止まる気配はない。きっと「やめて」 も効かない。聞いてくれない。
──だけど。こんなにも絶え間なく快感が与えられるということは、彼にも限界が近付くということで…
「っ、…未結ごめんね…、イッていい?いいよね?」
「!ゃ、らッ!激し…っ、こわれちゃ…ッ…」
吐射感と…独占欲に駆られる彼にされるがまま。全身がガクガクと揺さぶられて。
悲鳴のような嬌声を糸引かせながら、わたしは繰り返し与えられ続けた彼の全ての果てを、受け止めた。
もう何度目か知れない、達した直後の痺れの中で。