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誘蛾灯
第3章 寄るな危険
 ベッドの下から起き上がった美世子は半覚醒のボーッとした眼でこちらを見ている。徐々に意識がハッキリしてきて表情が戸惑い、怒り、羞恥と目まぐるしく変化する。
 能力の効果が切れても発情中の記憶は残っている。自分からすすんで股を開き俺を迎え入れ女になった事は覚えているだろうし夢でなかった事は股間の痛みが証明している。問題は感情だ。美世子は俺を嫌っていた。もしかしたらそれは憎しみに近い物だったかもしれない。それなのに淫語を並べてセックスを懇願した。パニックになっているだろう。
 口をパクパクさせながら俺を指差し何か言いたげにしながらも言葉が出てこない。
 「おはよう、委員長。」
 爽やかな朝、教室で交わすような挨拶に美世子のスイッチが入った。
 「西東翔琉!」
 おっ。フルネームで呼び捨てかよ。
 「あんた!私に何したの?」
 「何って、性交。コーマン。オマンコ。平らに言えばセックスだな。」
 「セ、セ、セ、セ、セ」
 「そう、セックス。俺のチンポを委員長のオマンコに突っ込んでパコパコして何回も俺に無断で絶頂して気絶した委員長のオマンコの中に射精した。覚えてるよな?あんなに気持ち良さそうにアンアン鳴いてチンポ咥えて離さなかった」
 「やめてぇ~!」
 あからさまな生々しい言葉に耐えきれずに悲鳴を上げて
耳を押さえる。
 床に踞り「嘘よ嘘。」と頭を振る美世子に初巳が背後から近付き耳を覆う手を取り上げる。
 「嘘じゃないわ。」
 耳許で囁きながら背中にオッパイを押し付け前に回した両手で優しく抱き締める。柔らかく温かい双丘の感触に美世子の動きが止まる。
 初巳の手が妖しく蠢きいつしか美世子のオッパイやオマンコを愛撫している。
 「美世子ちゃんはね。とってもエッチな言葉でご主人様におねだりしてオマンコにチンポ挿入ていただいて処女を捧げたの。何度も何度も激しくオマンコを突いていただいて可愛らしい声を上げたのよ。」 
 憧れの御姉様に淫語を囁かれながら愛撫を受け美世子は早々に発情したメスの顔になる。
 「ご主人様が気持ちよくしてくださってるのに自分勝手に逝った悪い娘!」
 初巳の声から怒りが溢れ、指がクリトリスを捻り上げる。
 優しい愛撫から一転しての激痛に美世子は髪を振り乱しながら悲鳴を上げる。
 「ごめんなさい!許して下さい!」
 「何を言ってるか判らないわ。」
 
 
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