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誘蛾灯
第3章 寄るな危険
 多数決で食事はファミレスでとることになった。その後は適当にドライブしてホテルにGO!だ。
 動物園を出て車を走らせ一番最初に見つけたファミレスに入る。
 時間帯の関係かほぼ満席だったが運良く並ばずに中に入れた。窓際に俺。その左隣に咲子。俺の向かいに初巳、その隣に美世子の順で座る。
 其々にメニューが決まったところでボタンを押し店員を呼ぶ。この時俺はもう一つのボタンも押した。三人の肩がビクリとゆれてソワソワしだす。動物園ではあまり活躍出来なかったリモコンバイブの再登場だ。振動音は喧騒にかき消されて俺の耳にすら届かない。 
 「お待たせしました。御注文お伺いします。」
 バイトの娘だろうか?胸元を強調したミニのユニフォームを着た高校生くらいの店員がオーダーをとりにくる。
 「えっ~とね。俺はミックスフライの定食をライス大盛りで。咲子さんは?」
 「あ、えっ、焼き魚定食。」
 「あ、私は、は、ハンバーグランチ」
 「ライスとパンはどちらにいたしますか?」
 「え、えっと、パンで。」
 「ソースの種類をお選び下さい。」
 マニュアル通り店員が聞いてくるがオマンコで震えるバイブの刺激に初巳は答えるどころではない。
 「ソースって何々あるんですか?」
 俺はわざとのんびり尋ねて店員との会話を引き伸ばす。ソースの説明からお勧めの物まで尋ねて結局デミグラスソースに勝手に決めてしまう。なにせ口を開いたら喘ぎ声が漏れそうだ。美世子も最初はグラタンが食べたいとか言ってたのに注文の時には小声で「同じの」と言うのが精一杯だった。
 注文を取り終えて店員が去ると三人は潤んだ目で俺を睨む。
 「ご主人様。お願いします。止めて下さい。」
 耳元で囁いて懇願する咲子に微笑むとボタンを操作する。
 「ヴん!」
 妙な声を上げて一瞬咲子の背筋が伸びる。一段振動は強くなり動き方もランダムに変化するようにしてやる。
 余計なお願いは更に酷い仕打ちで反ってくると判り初巳も美世子も唇を噛んでオマンコから立ち上がる快感に耐える。
 が、5分程経ったところで美世子が達してテーブルに突っ伏す。やはりまだ強い性感への耐久力がないようだ。スイッチを切ってやるとゼイゼイ荒い息をしながら水を一口飲む。
 「逝ったのか?」
 「はい。」
 微かな声で答えるが顔は淫らな悦びに染まっている。
 
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