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Secret space
第6章 6

「・・・いくぞ」
男が耐えかねるように声を発した。
その言葉を聞いて紗織は、吹き飛んでいた意識の断片が
急速な速さで繋がり合わさって、この快感の、リスクと恐怖を思い出した。
「あっ・・・いやぁ・・・中は・・出さないで だめ!
だめぇっ・・・なか・あっッ
いやっ・・・うあっ・・・あっっああっ・・あ・あああァあっッ・・・・!!!」
すでに体を貫きかけていた絶頂の稲妻に撃たれ、
さけることも出来ず体内の奥深くに熱い男の体液を感じると、
それが端緒となって、紗織はそのまま昇り詰めてしまった。
「く・・・・ふ・・・・っく・・・ぅ・あ・・・・・・っ・・」
快感の絶頂を味わい尽くしてしまうと、
膣口から流れ出るとろとろとした精液の意味に、ぞっとして鳥肌が立った。
初めてのセックスのときから、
生で入れられて中で出されるのが当たり前のようにされていたので、
避妊という手順をすっかり失念してしまっていた。
放心して脱力した身体を、行為が終わって寝転んだ男の胸に抱き寄せられる。
紗織は今にも瞳から、零れ出して来そうな涙を必死でこらえた。
「・・ま、・・・また・なか・・中で・・・・出したの?
ひど・・ひどい・・・・・・」
「何だ?何か気に入らないのか」
「何ってこんな・・・こんなことされたら妊娠しちゃうじゃない!!」
男の無神経な言葉に、紗織は腹が立った。
身体中の力を呼び覚まして、男の腕を振り解き、身を起こす。
頭がまだくらくらしたが、そんなことを気にしてはいられない。
男は目を見開いて、きょとんとした表情で紗織を見ている。
「妊娠?ああ。
したところで、おめでたいじゃないか。
俺は構わん」
男が余りにも素っ気無く言い放ったので、紗織は一瞬閉口してしまった。
「そんな勝手な・・・・・!あなたが構わなくても私は構うの!
嫌よ 私は・・・絶対に嫌!妊娠なんて・・・そんな・・・」
「そう気にしなくとも、妊娠はしないな」
「そんなのわかんないじゃない!
ひょっとしたら今のだって・・・その前も・・・
やだ・・どうしよう・・・・・」
狼狽する紗織を横目に、
男は、付き合ってられんよといった感じで
今しがた振りほどかれた腕を、後頭部で組み目を閉じた。
男が耐えかねるように声を発した。
その言葉を聞いて紗織は、吹き飛んでいた意識の断片が
急速な速さで繋がり合わさって、この快感の、リスクと恐怖を思い出した。
「あっ・・・いやぁ・・・中は・・出さないで だめ!
だめぇっ・・・なか・あっッ
いやっ・・・うあっ・・・あっっああっ・・あ・あああァあっッ・・・・!!!」
すでに体を貫きかけていた絶頂の稲妻に撃たれ、
さけることも出来ず体内の奥深くに熱い男の体液を感じると、
それが端緒となって、紗織はそのまま昇り詰めてしまった。
「く・・・・ふ・・・・っく・・・ぅ・あ・・・・・・っ・・」
快感の絶頂を味わい尽くしてしまうと、
膣口から流れ出るとろとろとした精液の意味に、ぞっとして鳥肌が立った。
初めてのセックスのときから、
生で入れられて中で出されるのが当たり前のようにされていたので、
避妊という手順をすっかり失念してしまっていた。
放心して脱力した身体を、行為が終わって寝転んだ男の胸に抱き寄せられる。
紗織は今にも瞳から、零れ出して来そうな涙を必死でこらえた。
「・・ま、・・・また・なか・・中で・・・・出したの?
ひど・・ひどい・・・・・・」
「何だ?何か気に入らないのか」
「何ってこんな・・・こんなことされたら妊娠しちゃうじゃない!!」
男の無神経な言葉に、紗織は腹が立った。
身体中の力を呼び覚まして、男の腕を振り解き、身を起こす。
頭がまだくらくらしたが、そんなことを気にしてはいられない。
男は目を見開いて、きょとんとした表情で紗織を見ている。
「妊娠?ああ。
したところで、おめでたいじゃないか。
俺は構わん」
男が余りにも素っ気無く言い放ったので、紗織は一瞬閉口してしまった。
「そんな勝手な・・・・・!あなたが構わなくても私は構うの!
嫌よ 私は・・・絶対に嫌!妊娠なんて・・・そんな・・・」
「そう気にしなくとも、妊娠はしないな」
「そんなのわかんないじゃない!
ひょっとしたら今のだって・・・その前も・・・
やだ・・どうしよう・・・・・」
狼狽する紗織を横目に、
男は、付き合ってられんよといった感じで
今しがた振りほどかれた腕を、後頭部で組み目を閉じた。

