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女喰い
第3章 淫欲に塗れて
翌日の昼過ぎ。
お美代は深夜まで彦兵衛に付き合わされ、眠気と戦いながら井戸端で洗濯をしていた。

「お美代、ちょっと来なさい」

すると、背後から彦兵衛の声がした。

「あ、はい……」

懐から手拭いを出して手を拭い、立ち上がって彦兵衛について行ったら、彦兵衛は物置小屋の前にやってきた。

彦兵衛は辺りを見回して誰もいない事を確かめると、お美代の肩を押して一緒に中に入った。
作業台に麻袋、竹箒や荒縄などが雑然と置かれている。
お美代は自分から台の方へ歩いて行き、彦兵衛はニヤついた顔で後を追った。

「よく出来た下女だ、わしが目をつけただけはある」

彦兵衛はお美代の真後ろに立ち、花柄の着物を捲りあげる。
赤い襦袢ごと裾を捲ると、お美代は自ら台に手をついて前屈みになった。






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