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女喰い
第5章 淫欲に塗れる中で……。
お美代は腹を揺らして喘ぎ、彦兵衛はそのままの体勢で2度目を放った。
僅かに覗く根元がドクドクと脈打ち、子を宿すお美代の胎内へ子種を注ぎ込む。
絵師は股間で褌を押し上げる竿に気を取られそうになりながら、一生懸命2人を絵に描いていった。

彦兵衛は種を出し切って竿を引き抜くと、お美代を座らせて立ち上がり、衝立に掛けた羽織の中から手拭いを出した。
茶屋に長居するつもりはない。
無駄金を使いたくなかったからだが、竿を拭いながらチラッと絵師の方を見て、ふといい事を思いついた。

「泉、ちょっと話があるんだが……、料金を半分にしてくれたら……お美代を抱かせてやる」

お美代は子を宿している。
絵師に子種を入れられても、別になんて事はない。
お美代は驚いて彦兵衛を見上げたが、彦兵衛は竿を褌にしまい込んでニヤついている。
この男なら……やりかねない事だ。
諦めて抗うような真似はしなかった。

「旦那様、あっしは構いませんが、いいんですか? この娘は旦那様のお気に入りじゃ? 」

絵師は嫌という程昂っている。
すんなり話に乗ってきたが、お美代へ目をやりながら聞いた。

「わしの種は既についておる、あんたが出したところで何も変わらない、どうかな、今から抱いてみるか? お美代はとても具合がいいぞ」

彦兵衛はまるで売り物のようにお美代を売り込んだ。

「ああ、是非味わいたい、それじゃ料金は半分だ、ではさっそく」







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