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女喰い
第6章 弥八郎
客は出すだけ出したら満足してお美代を自由にしたが、今のは身重の体に相当負担がかかった。
お美代の腹はカチカチに張っている。
客は彦兵衛とひとことふたこと交わすと、着物を着直して出て行ったが、彦兵衛は座り込むお美代の前に行った。
「お美代、さ、舐めるのだ」
彦兵衛はお美代の顔を上げさせ、口に亀頭を押し付ける。
ヌルッとした粘液が唇に触れ、お美代は口を開けて亀頭を舐め回した。
腹の張りは気になるが、彦兵衛の命令には背けない。
彦兵衛がいいというまで口淫を続け、四つん這いになって男根を受け入れた。
「淫らなおなごだ、わしを忘れるんじゃないぞ」
彦兵衛はお美代があまりにも感じていた為、嫉妬めいた気持ちを抱いていた。
尻臀を掴んで乱暴に突き上げる。
「うっ、んっ、だ、旦那様……」
お美代は腹の張りが酷くなるのを感じ、彦兵衛に声をかけた。
「なんだ」
「お、お腹が……変です」
苦しげに息をしながら訴える。
「大丈夫だ、あんなによがっていたんだからな」
彦兵衛は気にもとめずに腰を動かし続け、最高に昂ったところで子袋を突いて種を放った。
「ぐっ、うぅ……」
腹に痛みが走り、お美代は明らかに普通じゃないと感じた。
だが、彦兵衛はいつも通りに満足するまで放ち、竿を抜き去ってさっさと帰り支度をする。
「うっ、痛い……お腹が」
お美代は布団の上に倒れ込んだ。
腹は益々張り詰め、痛みが襲いかかってくる。
「ん、お美代、お前……、まさか産気づいたのか? 」
彦兵衛はようやく異変に気づいた。
「うう、痛い……助けて」
お美代は五作の事を思い浮かべて助けを求めた。
「まったく……、マズい事になったな、仕方ない」
彦兵衛は面倒な事になったと思ったが、このまま放置するわけにはいかない。
渋々店の人間を探しに行った。