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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第18章 疼き③
何と返答したらよいのか困っていると、フィーネの右手首が掴まれ、顔の前に持ってこられた。
自身の愛液で濡れていやらしい艶を放つ指が映る。
「慰めていたのか? 自分で」
言い当てられ、フィーネはぎゅっと両目を閉じると小さく頷いた。言葉として口には出さずに済んだが、恥ずかしすぎて視線を合せることが出来ない。
深いため息が耳に入った。
(きっと淫乱な女だと、呆れていらっしゃるんだわ)
ため息に含まれた意味をそう受け取ると、さらに身を小さくした。
しかし彼の口から洩れた言葉は、フィーネが想像したものではなかった。
「まったく……こちらもどれだけ我慢していたと思っている……」
「あ、あのぅ?」
言葉の真意が分からず聞き返したが、魔王はそれには答えず、フィーネの指についた蜜を舐めとった。
細い指に舌を這わせ、一滴残さず丁寧に拭っていく。
自身の愛液で濡れていやらしい艶を放つ指が映る。
「慰めていたのか? 自分で」
言い当てられ、フィーネはぎゅっと両目を閉じると小さく頷いた。言葉として口には出さずに済んだが、恥ずかしすぎて視線を合せることが出来ない。
深いため息が耳に入った。
(きっと淫乱な女だと、呆れていらっしゃるんだわ)
ため息に含まれた意味をそう受け取ると、さらに身を小さくした。
しかし彼の口から洩れた言葉は、フィーネが想像したものではなかった。
「まったく……こちらもどれだけ我慢していたと思っている……」
「あ、あのぅ?」
言葉の真意が分からず聞き返したが、魔王はそれには答えず、フィーネの指についた蜜を舐めとった。
細い指に舌を這わせ、一滴残さず丁寧に拭っていく。