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第18章 疼き③

「だ、だめです！　そんなものを口にしたら、あなた様が穢れて……んぅっ……」

　背徳感からくる劣情を必死で堪えながら、フィーネは魔王の舌から逃れようともがいた。

　しかし、その穢れを主が口にしていると思うと、自分の全てを受け入れてくれているような気持ちになり、抵抗する腕の力が次第に抜けていく。

　代わりに、下腹部が熱を持ち、溢れた蜜がショーツに染みを作った。

　魔王はフィーネの訴えを無視し、手の甲に甘く口づけを落とすと、ようやく唇を離した。

　手首の拘束は解いたが、今度はフィーネの背後に回り、火照る首筋に舌を這わし出す。さらに服の下に差し入れられた手が柔らかな胸の膨らみを探り当て、敏感な突起を指の腹で擦り上げた。