この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第15章 自由
 アンジェラはフィーネの声に気づくと、ベッドの近くに駆け寄った。そして深々と頭を下げると、申し訳なさそうに謝罪をする。

「フィーネ様、お目覚めになりましたか。お休みの邪魔をしてしまい、申し訳ございません」

「頭をあげてください、アンジェラさん! 魔王様がいらっしゃるのにもかかわらず、眠ってしまった私が悪いのですから!」

 大きく首を振り、アンジェラには何一つ非がないことを告げる。

 アンジェラさんは、フィーネの世話のためにここにいるのだ。感謝こそすれ、怒る筋合いなどない。むしろ自分のせいで、余計な気遣いをさせてしまったと、恐縮すらしてしまう。

(私なんかのために、申し訳ないわ……)

 道具である自分に気遣いなど不要なのだ。
 なのにアンジェラを不安な気持ちにさせてしまった、と自己嫌悪に陥った。
/528ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ