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Q 強制受精で生まれる私
第2章 1.0度目
 足枷さえ無ければ、すぐにでも飛びかかって殺してやると訴える様に先生を睨み付ける。だというのに先生は表情一つ変えず、気味悪くニコニコ笑っている。

「あぁ、これは失敬。余りの綺麗さについ感動してしまいましたが、プライバシーを侵害する発言でした。」

「この…!!」

「さて。子宮頸部に異常が見られないか、膣内を広げて中の状態を見ます。少し異物感がしますけど、大丈夫ですから安心して下さい。」

 安心? なにをふざけたことを!! と言い出す暇もなく、先生は容赦なくさっきのハサミと同じ冷たさを持つ何かをアソコに入れられた。膣内の感触から長くて、先端に向けて細くなっている何かだと分かる。恐らく戻ってくる時に持っていた、鳥のくちばしの様な物だと思う。キリキリという金属音と共に、アソコが広がっていくのを感じた。

「あう…やめて。ねぇ、止めてってば!!」

「ふむふむ…秘部が見事なまでのピンク色だったから、大丈夫だろうと踏んでいたけど、見るまでも無いほど健全です。ただ、HPVとか発症までに期間を要するウイルス感染の心配もあるから、念のため細胞診もしておきましょう。」

「そんなの必要ない!!さっさと降ろしてよ!!」

    
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