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Q 強制受精で生まれる私
第10章 4.0度目
 それが突如としてぶつりと消え去る。

 イッたばかりの私をものともせず、先生が再び一物を突き始める。

「あぐっ!! なっ…にゃんでぇえ…もう、うぅん!! 終わっ!! ああん!!」

「なにを勝手に、終わらせているんですか? まだ一発目ですよ? ハードだと、言ったでしょう。今日がベストなんですよ? まだまだやるに…決まってるでしょ!!」

「いぃい!! むり!! むりむりぃ!! わらしイッたばっかり!! だからあぁー!!」

 必死の懇願を聞き入れることなど当然ある訳がなく、先生との交尾は再開される。お互い絶頂を迎えたばかりなのに、どういうことか先生だけはピンピンしている。そういえばキスした時に仄かな土の香りがした気がする。恐らく精がつく何かを飲んできたのだと今更ながら気付く。

 お腹が水風船みたいにパンパンと弾かれてはプルプルと跳ね回る。中の水が重いのか跳ね返りが鈍く、パチュンパチュンとゴム毬を勢いよく叩きつけた様な音が辺りに響き渡る。そこにまるで人体ボール遊びを楽しむかのように、肉棒に魅入られた雌犬の鳴き声を呼応させてしまう。

「あぐうっ!! ひいぃ!! あひぃいい!! やめ!! やめてぇえ!!」

「|膣内、弛緩していますね。ゆるゆるで…いい中イキっぷりで、男として嬉しい限りです。そんなに気持ちよかったですか?」

「きもち、よくなんか…きゃん!! 気持ちよくなんかっ!! あぁああ!!」

 「よく聞き取れませんねぇ。」と余裕な笑みを浮かべながら、先生は休むことなく、へたることなく腰を振り続ける。空気が漏れたような歪なブザー音も次第に無くなり、私の支配下から離れた性器が、ラップを巻いたかの様にピッチリと先生の物をキツく締め付ける。これ以上受け入れたく無いという凄まじい嫌悪感をよそに、膣は甘い汁を吸おうと怠惰に口をすぼめていく。
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