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Q 強制受精で生まれる私
第14章 5...? 度目
 背中。主に肩甲骨辺りと後頭部に鈍い痛みが走る。

 痛みに悶える暇もなく先生の両手が肩に食い込み、標本にされそうになっている昆虫の様に僅かに体を震わすことしかできない。目の前には見たこと無いはずなのに、鬼の形相と言っても過言じゃない表情をした先生が、私を憎悪の限りを尽くして睨み付けている。

「俺を…俺を騙していたのか…俺の気持ちを知りながら!! 踏みにじり…弄んでっ!!」

「騙した? たかが名前ひとつ呼んだだけで勝手に騙されたのは先生の方じゃないですか。嘘つきの天才である先生のおかげか、私も嘘を付くのが上手になったでしょう? 褒めて欲しいです。 」

「お前っ!! おまえぇえぇっ!!」

 怒りで我を忘れた先生はぎりぎりと肩に手を食い込ませながら、ズブリと重い一撃で私を再び串刺しにする。激痛は免れないはずなのに不思議と痛みはなく、代わりにとてつもない電気信号が脳天を突き抜け、全神経が脳に絶大な快感に置き変えて伝える。

「…かはっ!! はぁ…あぁあ…あっああぁあぁ!!」

 先生は休む暇も与えずじゅぽじゅぽと激しく抽挿を繰り返す。乱暴にメッタ刺しすることに全意識が向いているせいか、折角打ち付けていた肩の杭を緩めてしまい、肉槍と連動するように体を手前へ、奥へと揺らされる。

 しっかり支えもせず、加減することもなく腰を振るから、処刑の割には何度も膣から抜けてしまい辺りに白いシミを撒き散らす。自ら吐き出した悦びの証をひとつ残らず掻き出してしまう様は、さっきまでの行いを全て無かったことにしたいという強い後悔が全面に表れていて、少しだけいい気味だと思ってしまう。
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